“うすず”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬の日のうすずき隠れる早さを今さらに君はしみじみと思った。掃除そうじの行き届かない電球はごみと手あかとでことさら暗かった。それが部屋へやの中をなお悒鬱ゆううつにして見せる。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ゆるやかに、江を下ってくる船の影は、うすずを負って黒く、徐々と眼の前に近づいてきた。ふつうの客船や貨船とちがい、洛陽船はひと目でわかる。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西にうすずきだすと日あしはどんどん歩みを早める。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)