“いぢけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
畏縮50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其と同時に、土方や職人や商人や百姓や工女や教師や吏員や學生や、または小ツぽけな生徒などが、何れもいぢけた姿、惶々くわう/\とした樣子で、幻影まぼろしのやうに霧の中をうごめいて行くのが眼に映る。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
中には下層の新平民にくある愚鈍な目付を為乍しなが是方こちらを振返るもあり、中には畏縮いぢけた、兢々おづ/\とした様子して盗むやうに客を眺めるもある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)