“いかいえい”の漢字の書き方と例文
語句割合
威海衛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「左様サ、威海衛いかいえい砲台の攻撃で、敵の砲弾にやられたのだ。醜いか、よッぽどこわらしいだろう」
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
文字通りに、砲烟弾雨ほうえんだんうの中をくぐることもしばしばあります。日清戦争には二六新報の遠藤えんどう君が威海衛いかいえいで戦死しました。日露戦争には松本日報の川島かわしま君が沙河で戦死しました。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
即ち支那はあたかも盛んに西洋文明を採用して富国強兵の術をつとめた頃で、洋式の陸海軍を編成し、特に大沽たいこ砲台、旅順りょじゅん威海衛いかいえいの軍港を設くる等、その面目を一新するのがいあり。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)