“いえもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊右衛門88.9%
猪右衛門11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
▲『四谷』の芝居といえば、十三年前に亡父おやじが歌舞伎座でした時の、伊右衛門いえもん八百蔵やおぞうさんでしたが、お岩様のばちだと言って、足に腫物しゅもつが出来た事がありました。
薄どろどろ (新字新仮名) / 尾上梅幸(著)
それは伊右衛門いえもんと云う摂州せっしゅうの浪人であった。伊右衛門は又市の口に乗せられて、それでは先ずやしきも見、母親になる人にもってみようと云って、又市にいてお岩の家へ来た。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
と、中村孫兵次、山内猪右衛門いえもんなどの一小隊が復命に来た。これも昨日の昼から出てようやくいま帰った斥候せっこう部隊である。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)