“いいつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吩咐40.0%
命令40.0%
云付20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝飯あさめしを済せて伯父さんの先生の出勤を見送って了うと、学校は午後だから、其迄は身体に一寸ちょっとすきが出来る。其暇そのひまに自分の勉強をするのだが、其さえ時々急ぎの謄写物とうしゃものなど吩咐いいつかって全潰まるつぶれになる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
わしだ倉蔵これを急いで村長のとこへ持て行けと命令いいつかりましたからその手紙を村長さんとこへ持て行って帰宅かえってみると最早もう仕度したくが出来ていて、わし直ぐ停車場まで送って今帰ったとこじゃがの、何知るもんかヨ
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
欠けと云うのは奥様がおッんだそうで、急だから内葬ないそうにしようと云うので、うちを建ったばかりで葬式とむらいを出したくねえてえ、早く穴を掘れって云付いいつかったで急に寺へ手伝いに参りますので