“いいかもんのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
井伊掃部頭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しきりに咳をする松平三河守、癖でやたらに爪をかんでいるのが、彦根侯ひこねこう井伊掃部頭いいかもんのかみ——子孫が桜田の雪に首を落とそうなどとは、ゆめにも知らないで。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その翌年、私の二ツの時は安政の大地震おおじしん、三年は安政三年の大暴風——八歳の時は万延元年で、桜田の変、井伊掃部頭いいかもんのかみ御首みぐしを水戸の浪士が揚げた時である。
攘夷論の鋒先洋学者に向う井伊掃部頭いいかもんのかみはこの前殺されて、今度は老中の安藤対馬守あんどうつしまのかみが浪人にきずを付けられた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)