“あんかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
安閑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安閑あんかんとしていたのですが、登ってくる土人は、だんだんと近づいて来ますから、それにつれて自分もだんだん、上へ上へとのぼって行きました。
椰子蟹 (新字新仮名) / 宮原晃一郎(著)
兵馬は茫々然としてその夜は長禅寺へ帰ったけれど、こうなってみると、ここにも安閑あんかんとしてはいられないのであります。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのおあとには、継体けいたい安閑あんかん宣化せんか欽明きんめい敏達びたつ用明ようめい崇峻すしゅん推古すいこ諸天皇しょてんのうがつぎつぎにお位におのぼりになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)