“あんかっしょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
暗褐色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちばし浅緑あさみどり色、羽は暗褐色あんかっしょく淡褐色たんかっしょく斑点はんてん、長い足は美しい浅緑色をしていた。それをあらくつぶして、骨をトントンと音させてたたいた。それにすらかれは疲労つかれを覚えた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
荒野に蔽われた田園は、今ちょうど満開のハリエニシダの花が、方々にむらがり咲いていて、ロンドンの暗褐色あんかっしょく黄褐色こうかっしょく、——石板灰色せきばんかいしょくに、あきあきしている目には、とても素晴らしいものに見えた。
そこは黄色い塗り壁と暗褐色あんかっしょくの腰板とで深い静けさを作っていた。階段と廊下とは二つのりっぱな窓から明りがとってあった。廊下は折れ曲がって、先の方は薄暗くなっていた。