“あわせめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
合目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薄い光線が屋根板の合目あわせめかられて、かすかに樟に映ったが、巨大なるこの材木は唯単ただたん三尺角さんじゃくかくのみのものではなかった。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
縁側でも呻唸うなり出す——数百すひゃくの虫が一斉いっときに離座敷を引包んだようでしょう、……これで、どさりと音でもすると、天井から血みどろの片腕が落ちるか、ひしゃげた胴腹が、畳の合目あわせめから溢出はみだそう。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)