“あらいはくせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
新井白石100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始めて出られた時、自分が好む本だからと、新井白石あらいはくせきの『藩翰譜はんかんぷ』を持って来られて、右手を隠しに入れ、左の手に本を持って、生徒の机の間を歩きながら読上げられます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
新井白石あらいはくせきは加州を「天下の書府なり」と云い、荻生徂徠おぎうそらいは「加越能かえつのう三州に窮民なし」と云った。またみんそう高泉こうせん文宣王ぶんせんおうの治世に比して「さらに数歩を進めたるもの」とさえ称した。
日本婦道記:梅咲きぬ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これは本多佐渡守ほんださどのかみの著と言われながら、早くより疑問視せられているものである。新井白石あらいはくせきは本多家から頼まれてその考証を書いているが、結論はどうも言葉を濁しているように思われる。