“あまつち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甘土50.0%
天地50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今年からはこの田圃も一つしつかりと甘土あまつちを肥やしてやるべえと思ひまして。今まではどうもなんぼにも精が出なかつたもんやけに。」
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
甘土あまつちが薄く、すつかり養分を吸ひ取られて、カサカサになつてしまつたやうな瘠地の肌とが、この上ない相似性をもつて眼に見えて來るのだつた。
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
「綾田郡の富山村、あそこぢや組合の衆がこのほど地主から甘土あまつちの賠償金四百兩をとつたといふぞ。」
黎明 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
あまりにも四周しづけく魔人きてゆりうごかせよこの天地あまつち
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
満つと見しこの天地あまつちは足ずありぬ心を
砂上の低唱 (新字旧仮名) / 漢那浪笛(著)