“あぶらかす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
油滓37.5%
油粕37.5%
油糟25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰でも大市にに合うように思い思いの野菜を育てるのですからね。燐酸肥料りんさんひりょうをやる、油滓あぶらかすをやる、温室へ入れる、電流を通じる、——とてもお話にはなりません。
不思議な島 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼はこの種を蒔いたり植え替えたり縄を張ったり油粕あぶらかすまでやって世話した甲斐もなく、一向に時が来ても葉や蔓ばかし馬鹿延びに延びて花の咲かない朝顔を余程皮肉な馬鹿者のようにも
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
つねにかの家に往って供養を受く、ある時居士遠来の僧を供養するをそねみ、今日の供養は山海の珍物を尽されたが、ただなき物は油糟あぶらかすばかりと悪口した。