“あずきがゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小豆粥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正月の衣類をかばんに詰め、一時間程話してから、松の内が過ぎたら年始を祝いに来ると云って帰ったが、正月十五日の朝に来て、小豆粥あずきがゆを食べ、その日は少しゆっくりして午後に帰った。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
起抜けに今日様こんにちさまを拝んだ早耳三次が、花川戸の住居でこれから小豆粥あずきがゆの膳に向おうとしているところへ、茶屋町の自身番の老爺があわただしく飛込んで来た。
大同三年の十一月二十四日に、一人の旅僧が来て食を求めたので、ちょうどこしらえてあった小豆粥あずきがゆを与えると、その粥には塩気がないから、旅僧は不審に思いました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)