“あさくらいはみのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
朝倉石見守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まア、よい。五人の命を助けた手柄にめんじて、今度だけは朝倉石見守あさくらいはみのかみ樣の手前を取りつくろつてやらう。以後はならぬぞ」
「一つ間違へば、御奉行朝倉石見守あさくらいはみのかみ樣は申すに及ばず、御老中方に取つても腹切はらきり道具だ。押付けがましいが平次、命を投げ出すつもりでやつて見てはくれまいか」
平次、御奉行朝倉石見守あさくらいはみのかみ樣からきつい御達しだ、——近頃府内を騷がす盜賊、盜んだ品を返せば罪はないやうなものではあるが、あまりと言へばお上の御威光をないがしろにする仕打だ。