“あおづら”の漢字の書き方と例文
語句割合
青面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある者はやはりいつもの青面あおづら出歯でっぱを抑えて笑っていた。わたしは彼等が皆一つ仲間の食人種であることを知っているが、彼等のかんがえが皆一様でないことも知っている。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
大道で香具師やし真似まねなどしていたが、もとは定遠の浪士のせがれで鎗の妙手。その骨ばッた青面あおづらとひょろ長い四肢は、呼延灼こえんしゃくが言ったように、いかにも爬虫類はちゅうるいの皮をよろうている一個の怪そのものだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)