又三郎の学校またさぶろうのがっこう
四十年も前の事である。母に死なれた子供達はその父に連れられて凾館から祖父が住む信州に、倅に後添が出来た、孫共は祖父に連れられて再び凾館の倅へといつた次第で、そのをりの私の祖父の手帖に綴ぢた道中記には、確松島見物の歌などもあつた筈ではあるが、 …
作品に特徴的な語句
数箇なんこ たしか