北海の夜ほっかいのよる
旗がしきりにゆれている ハタハタと、又ハタハタと 時には風が吹いて来て ゴトンと音を立ててゆく 外はほんとに暗いのだ 自分よ、或る夜の事を思い出せ そしてぞうっと身ぶるえせ 今夜の雪は青白い すごい黒さが沁みている 海の妖婆が踊るよな 暗い …