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『青き蜜柑』
ふりがな文庫
『
青き蜜柑
(
あおきみかん
)
』
愁ひ来て丘にのぼりて 酸の香る蜜柑もぐなり 悲しみの青き蜜柑を 栗林こえて見ゆるは 背きにし君の町なるぞ ゆふぐれに深く沈みて 掌にしみる青き蜜柑よ そをかみて何を思はむ 昔の日は皆空しきに ああされど君も寂しと この丘の青き蜜柑の その香 …
著者
森川義信
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「蝋人形」1937(昭和12)年7月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
昔
(
かみ
)
掌
(
て
)
酸
(
す
)