むぎ
麥はさ青に延び行けり 遠き畑の田作りの 白き襦袢にえんえんと 眞晝の光ふりそそぐ 九月はじめの旅立ちに 汽車の窓より眺むれば 麥の青きに驚きて 疲れし心が泣き出せり …
題名が同じ作品
(新字新仮名)竹内浩三 (著)