明石哲三君は鋭い感覚の画家であり、「生きもの」に興味をもつ自然科学者であり、しかも、最も人間の原始的なすがたを愛する詩人である。 彼はその性情と肉体の特殊な偏向によるのであらうか、特にいはゆる「南方」の土と空とに惹かれ、屡々飄然と一嚢を肩に …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 歴史 > 地理・地誌・紀行 > オセアニア.両極地方 |
初出 | 「南方絵筆紀行」鶴書房、1942(昭和17)年12月25日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |