ドストイエフスキイの小説は、人類の残した業績の最も偉大なものの一つであることは云ふまでもないが、この天才が露西亜に生れたといふことを、われわれは特に注意すべきであると思ふ。混沌たるが故に深いのではなく、深いが故に錯乱を想はせる異常にして素朴 …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > ロシア・ソヴィエト文学 |
初出 | 「『ドストエーフスキイ全集』内容見本」白水社、1941(昭和16)年11月15日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |