伊賀山精三君にいがやませいぞうくんに
十二月号の本誌(「劇作」)に掲載された君の力作『唯ひとりの人』を、たつた今読み了りました。 佳作だと思ひます。これまでの君は、ここで見違へるほど成長してゐました。「大きくなつたね」と云ひたいところです。君が昨日まで如何にも得意らしく冠つてゐ …