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『棣棠の心』
ふりがな文庫
『
棣棠の心
(
やまぶきのしん
)
』
ファルギエール通りの貸本屋で、「マリイへの御告」を借りて来て、それをモンパルナスの墓地で読んだ——クロオデルを初めて知つたのはその時である。 ボオドレエルの死像の前に菫の花束などが置いてあつた。 なるほど、これは違つた世界だ——さう思つた。 …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ゆかり」改造社、1924(大正13)年12月25日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
息
(
スッフル
)
接吻
(
くちづけ
)