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『故郷の話』
ふりがな文庫
『
故郷の話
(
こきょうのはなし
)
』
朝夕、早春らしい寒さのゆるみが感じられるようになってきた。 日本の気候は四季のうつりかわりが、こまやかであるから、冬がすぎて寒いながらも素足のたたみざわりがさわやかに思われて来たりする、微妙な季節の感覚がある。 文学に季節がはっきり反映して …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文学案内」1937(昭和12)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)