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『眼帯記』
ふりがな文庫
『
眼帯記
(
がんたいき
)
』
ある朝、眼をさましてみると、何が重たいものが眼玉の上に載せられているような感じがして、球を左右に動かせると、瞼の中でひどい鈍痛がする。私は思いあたることがあったので、はっとして眼を開いてみたが、ものの十秒と開いていることができなかった。曇っ …
著者
北条民雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)