障子のある家しょうじのあるいえ
あるひは(つまづく石でもあれば私はそこでころびたい) 自序 何らの自己の、地上の権利を持たぬ私は第一に全くの住所不定へ。 それからその次へ。 私がこゝに最近二ヶ年間の作品を随処に加筆し又二三は改題をしたりしてまとめたのは、作品として読んでも …