“黄頷蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおだいしょう50.0%
あおだいしよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六年ほど前、和歌山なる舎弟方の倉に、大きな黄頷蛇あおだいしょうの尾端く切れて、そのあと硬化せるを見出したが、ざっとこの図に似いた。余り不思議でもなきを、『奇集』に玉と誇称したのだ。
釣鐘草の咲く時分に、振袖の蛇体じやたいならいとして、黄頷蛇あおだいしようが、によろによろ、などは肝をひやすと何だか手をつけかねた覚えがある。
玉川の草 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)