“鵲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かささぎ77.8%
かさゝぎ15.6%
じゃく2.2%
じやく2.2%
とり2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肥後守は侘助椿のほかにも、肩の羽の真つ白なかささぎや、虎の毛皮や、いろんな珍しい物をあちらから持ち帰つたやうにうはさせられてゐる。
侘助椿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
それは白雲の瀧といふので、その瀧の末の流れをかさゝぎの橋によつて渡つて對岸へ路はつゞく。橋の上は丁度白雲の瀧を見るによい。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
『後漢書』東夷列伝に、〈韓の東南大海中にあり云々、その地おおむね会稽かいけい東冶とうやの東にあり、朱崖儋耳たんじと相近く、故にその法俗多く同じ云々、土気温暖、冬夏菜茹さいじょを生じ牛馬虎豹羊じゃくなし〉。
わたくしは九州に居ること三年、又其前後に北支那に従征して、高麗烏のじやくたること蘭軒の説の如くなるを知つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
妻が夫を忘れたときに鏡の破片がとりになつて夫に告げたといふことや、相思さうしといふ女が男を戀ひ慕つて墓へ參り、木となつてしまつたが、それが相思樹さうしじゆといふのだとか