“鳴咽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おえつ57.1%
をえつ28.6%
ない14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこからか、鳴咽おえつのこえがもれた。するとあっちでもこっちでも、すすりなきのこえが起った。拳でなみだをはらっている者もある。感激のなみだだ!
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
われはサンタに向ひ居て詩稿を讀み始めしに、未だ一篇を終らずして、情迫り心激し、われは鳴咽をえつして聲をぐことを得ざりき。サンタは我手を握りて、我と共に泣きぬ。
みると彼女は鳴咽ないている。涙が頬を伝って流れている。夫は吃りながら
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)