“鳳凰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうおう75.9%
ほうわう19.0%
おおとり3.4%
ホウオウ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋根の峯には鳳凰ほうおうだの、獅子だの、奇怪な形をした瓦が並んでいた。中には、いつも、学校の、こわれた椅子や机が置かれてあった。
プウルの傍で (新字新仮名) / 中島敦(著)
御神輿おみこしはしらの、かざり珊瑚さんご𤏋ぱつき、ぎんすゞ鳴据なりすわつて、鳳凰ほうわうつばさにはとりのとさかが、さつあせばむと、彼方あつち此方こつちさま團扇うちはかぜなみに、ゆら/\とつて
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
獅子面の胸当むねあてに、鍍金鋼ときんはがねのかぶとをいただき、背には五本の飛閃刀なげがたなをはさみ、またその手には長鎗をかいこんだ。そして怒れる鳳凰おおとりのごとく、独龍岡どくりゅうこうへむかって馳け出した。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)