“鳥瞰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうかん81.8%
てうかん9.1%
みお9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、私が今中世の和歌について一つの鳥瞰ちょうかんをしようとする意図もまた、歴史を知ることの欲求にゆすぶられてのことである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
「おや、富士。」と呟いて、私の背後の長押なげしを見あげた。私も、からだをぢ曲げて、うしろの長押を見上げた。富士山頂大噴火口の鳥瞰てうかん写真が、額縁にいれられて、かけられてゐた。
富嶽百景 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
トップリ暮れつくした師走の夜の屋根と屋根との間に覗かれる表通りの明るみを鳥瞰みおろしながら。
円太郎馬車 (新字新仮名) / 正岡容(著)