“鮑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわび86.0%
あはび12.0%
ほう2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他、鮨の材料を採ったあとのかつお中落なかおちだの、あわびはらわただの、たいの白子だのをたくみに調理したものが、ときどき常連にだけ突出された。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
二つのたこが帆となり船となつて海上を走つて行く話や、あはび取りの漁女あまが盥に乳含児をのせて置いて、水底から潜り出て来ては、太い息を吹きながら
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
ほう将軍の弟の鮑忠が、抜けがけをして、かなりの味方を損じたという不利な報告があったし、今また、先鋒の孫堅が、木ッ端微塵みじんな大敗をこうむったという知らせに、幕営の諸将も、全軍の兵気も
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)