“魯粛”の読み方と例文
読み方割合
ろしゅく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(自分の亡い後は、魯粛ろしゅくを大都督として職をお任せあれば、彼は篤実忠良な仁者ですから、外にあやまたず、内に人心を獲ましょう)
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もし魯粛ろしゅくが、例の問題を持出して、荊州のことを云い出したら、君には、声を放って、おなげきになられたがよいでしょう」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄蓋と共に、魯粛ろしゅくも案内に立ち、粛々しゅくしゅく、中門まで通ってくると、開かれたる燦碧金襴さんぺききんらんの門扉のかたわらに、黙然、出迎えている一名の重臣があった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)