“高野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうや72.1%
かうや16.3%
たかの9.3%
こうの2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紀州有田川の源流へ高野こうやの坊主輩が便利する、由ってこの川の年魚あゆが特に肥え美味だなど伝うると等しく多少拠る所があったものか。
(薄衣と與一は奧へ去る。六郎と小萬は高野かうやの僧智山ちざんを案内して出づ。智山は四十餘歳、旅すがたにて笠と杖とを持つ。)
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
其の一〇一端詞はしことばに、高野たかのの奥の院へまゐる道に、玉川といふ河の水上みなかみどく虫おほかりければ、此の流を飲むまじきよしをしめしおきて後よみはべりける、とことわらせ給へば
何か一言ひとことでも救いのことばをらしてくれたならば、内匠頭の罪を軽くすることが出来るが——と心で祈っていたが、高野こうの中納言も、清閑寺せいかんじ大納言も
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)