“飛石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびいし96.6%
ひせき3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど門人種員の話した通り打水うちみず清き飛石とびいしづたい、日をける夕顔棚からは大きな糸瓜へちまの三つ四つもぶら下っている中庭を隔てて
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
……玄關番げんくわんばんからわたしには幼馴染をさななじみつてもいゝかきした飛石とびいしづたひに、うしろきに、そではそのまゝ、蓑蟲みのむしみのおもひがしたのであつた。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
使命をもつ絵——ひっきょうヴェルツは十九世紀の漫画カリケチュアだった。が、この狂天才もたしかに人類生活の一飛石ひせきたるを失わない。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)