“風袋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうたい90.9%
かぜぶくろ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は鸚鵡おうむ返しに言いました。千両箱というと、一両小判で千枚、一枚四もんめとしても四貫目、風袋ふうたいを加えると一つ五貫目は下りません。
「分って居るさ、だけどむこうがいくらこっちを侮蔑したって、こっちの風袋ふうたいは減りもえもしやしないからな。」
「———『風袋かぜぶくろに、とりばち、銭叺ぜにがます、小判に、金箱かねばこ立烏帽子たてえぼし、………』」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)