“頻発”の読み方と例文
読み方割合
ひんぱつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところへ、讒者ざんしゃの画策も手伝うように、両者のあいだには種々いろいろな事件が頻発ひんぱつした。宿命といおうか不測に起ってくる。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一家のうちでも、どうかすると、直接の因果関係の考えられないようないろいろな不幸が頻発ひんぱつすることがある。
天災と国防 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
この騒動中の騒動に頓着なく、犯行はその後も依然として間歇かんけつ的に頻発ひんぱつしたが、犯人そのものの影は、その時消え去って以来、いまだに消えたまんまなのだ。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)