“頂板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ツシイタ30.0%
ツシ30.0%
つしいた20.0%
つし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯、姫の仰ぎ寢る頂板ツシイタに、あゝ、水にさし入つた月。そこに以前のまゝに、幾つもカサの疊まつた月輪の形が、ユラめいて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
現にあれほど、郎女の心を有頂天に引き上げた頂板ツシオモテの光り輪にすら、明盲アキジひのやうに、注意は惹かれなくなつた。こゝに來て、くに、七日は過ぎ、十日・半月になつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
唯、姫の仰ぎ寝る頂板つしいたに、あゝ水にさし入つた月。そこに以前のまゝに、幾つもかさの畳まつた月輪の形が揺めいて居る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
現にあれほど、郎女の心を有頂天に引き上げた頂板つしおもての光輪にすら、明盲あきじひのやうに、注意は惹かれなくなつた。こゝに来て、くに七日は過ぎ、十日・半月になつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)