“韮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にら96.3%
カミラ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さう考へて来ると、先刻まで晴やかに華やかに、昂ぶつてゐた勝平の心は、苦いにらを喰つたやうに、不快な暗いものになつてしまつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
なかに、シベリアにはチェレムーシャというにらに似た草があって、それをたべると壊血病の癒るということがあります。何なのでしょうね。
粟原アハフを言ひ、粟原に雑るカミラの茎を見て、段々気分が纏つて来た際に、韮の根から、其を欲する心を述べ——其根ソネモトでなく
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
みつみつし久米の子等が 粟生アハフにはカミラひとモト其根ソネがもと 其根芽ソネメつなぎて、伐ちてしやまむ(神武天皇——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)