“青白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおじろ65.0%
あをじろ15.0%
せいはく7.5%
あおしろ5.0%
あをしろ2.5%
あおじら2.5%
あをじら2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またひかった! そのたび大空おおぞらが、えるように青白あおじろいほのおでいろどられて、あかるく家屋かおくも、木立こだちも、大地だいちからがってられた。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
うろつくものには、傍目わきめらず、肅然しゆくぜんとして廊下らうかながつて、とほつて、ひろ講堂かうだうが、青白あをじろうつつてひらく、其處そこ堂々だう/\はひつたのです。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その生理的変化は、びんをつたう汗となり、鼻腔のあえぎとなり、青白せいはくな顔色となって、今にも、寄るかと見えながら、剣と剣は、依然、最初の姿勢を持続していた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うす青白あおしろゆめ
私は姉さん思い出す (新字新仮名) / 小川未明(著)
まちは、いつまでもいつまでもたれなにはなかつたら、その青白あをしろほそ川柳かはやなぎつめてゐたかもしれない。この川柳かはやなぎ古郷こきやうおほい。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
麦と葡萄ぶだう青白あおじらんだ平野の面に赤と紫の美しい線をいろどるのは、野生の雛罌粟コクリコと矢車草とがすべての畦路あぜみちと路傍とをうづめて咲いて居るのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
小窓こまどれて青白あをじら
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)