“雨風”の読み方と例文
読み方割合
あめかぜ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨風あめかぜの患のない、人目にかゝる惧のない、一ばんらくにねられさうな所があれば、そこでともかくも、かさうと思つたからである。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
おや! お弟子の誰かでも帰って来たのかしら? と、立ち上ろうとすると、家を吹き飛ばしそうな、恐ろしい雨風あめかぜの音だ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そして、雨風あめかぜにさらされてふるくなったもんが、しめきったままになって、うちには、ひとんでいるとはおもわれませんでした。
武ちゃんと昔話 (新字新仮名) / 小川未明(著)