“雨乞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまごい47.4%
あまご36.8%
あまごひ15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平感宝元年うるう五月六日以来、ひでりとなって百姓が困っていたのが、六月一日にはじめて雨雲の気を見たので、家持は雨乞あまごいの歌を作った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
春の頃からひどく旱魃かんばつの打ちつづいた承安四年の事、清涼殿で雨乞あまごいが執行とりおこなわれたが、誰が祈祷きとうにあたっても、一滴の雨も降らなかった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
などと、いやうも氣恥きはづかしいが、其處そこたふれまいと、一生懸命いつしやうけんめい推敲すゐかうした。このために、炎天えんてん一滴いつてきあせなかつたのは、あへうた雨乞あまごひ奇特きどくではない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)