“雄蕊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうずい80.0%
おしべ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助はこごんで、花の中をのぞき込んだ。やがて、ひょろ長い雄蕊ゆうずいの頂きから、花粉を取って、雌蕊しずいの先へ持って来て、丹念に塗り付けた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
六本の雄蕊ゆうずいがあって、おのおのが花蓋片かがいへんの前に立っており、長い花糸かしの先にはブラブラと動くやくがあって、たくさんな花粉を出している。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
周囲には純白で波形に屈曲した雄蕊おしべが乱立している。
高原 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)