“隠岐守”の読み方と例文
読み方割合
おきのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「同じ年十二月、岩沼(田村右京)さまの御子息、修理しゅり宗永さまが右京太夫に任ぜられ、右京さまは隠岐守おきのかみとなられた」
まして名生の城は木村の家来の川村隠岐守おきのかみが守って居たのを旧柳沢の城主柳沢隆綱が攻取って拠って居たのである。それだけの事実が氏郷の耳に入らぬ訳はない。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
きのうは因州の分家にあたる松平隠岐守おきのかみの女中方が通り、きょうは岩村の簾中方が子供衆まで連れての通行があると聞くと、そのたびにふるい友だちを誘いに来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)