“隔意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくい87.5%
こころおき6.3%
へだて6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故に私がこんな風な行動を取つたかをもまた、十分にくはしく説明した。ダイアナとメァリーは隔意かくいなく私の處置に賛成してくれた。
沈黙家と評判の貞之進に似合ずぽつり/\と今夜に限って四方八面よもやまの浮世の沙汰、女房は隔意こころおきのある中にも解けて、いつか話が一昨日の鳴鳳楼の懇親会に及んだ時
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
見るほど何ゆえとも知らねどいよいようとましき辰弥に、かくまで語らい寄る父の恨めしく、隔意へだてを置かぬ母の口惜くやしく、心やすげなる姉の憎く、笑顔を見する兄の喰いつきてもやりたく
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)