“陳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
52.9%
なら14.7%
ちん13.6%
つら6.8%
ふる4.2%
のべ2.6%
のぶ2.6%
チャン0.5%
じんだて0.5%
つづ0.5%
のぶれ0.5%
0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初は『自作自評』と題して旧作の一篇ごとに執筆の来由をべ、これによって半面はおのずから自叙伝ともなるようにしたいと考えた。
正宗谷崎両氏の批評に答う (新字新仮名) / 永井荷風(著)
表に面しているから、その中へならべておいたら見るだろう。買いたい奴なら、覗いて選るだろう——それ以上の注意をしていない。
大阪を歩く (新字新仮名) / 直木三十五(著)
猶長庵に問ふ事ありすでに久八の申立る通りにて相違さうゐあるまじきに猶又小夜衣が申立の趣き彌々いよ/\以て相違有まじ此上にもちんいつはるやとひざ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
の名句をつらねたから、始皇は之に動かされ、已に歸國の途中に在つた李斯を召還して、逐客の令を撤囘したことがある。
秦始皇帝 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
マーキュ はて、うさぎではない、うさぎにしても脂肪あぶら滿ったやつではなうて、節肉祭式レントしき肉饅頭にくまんぢうはぬうちから、ふるびて、しなびて……
取極とりきめて利兵衞は立戻たちもどり其段長八へ物語りしに夫婦は利兵衞のほねをりをねぎらひ厚く禮をぞのべたりけりさて翌日にもなりければ長八は娘お幸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見ざりし世の人をその墳墓にふは、生ける人をその家に訪ふとは異りて、寒暄かんけんの辞をのぶるにも及ばず、手土産たづさへ行くわづらひもなし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「真ッ平です。無理にそれを試みようというなら、腕ずくで試みなさい」チャン君の心臓——あの安南人あんなんじんの心臓は、こう力強く叫んだ。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
衛霊公、じんだて(陣)を孔子に問う。孔子こたえて曰く、俎豆の事は則ち嘗て聞けるも、軍旅の事は未だ学ばずと。明日つい(去)る。(衛霊公、一)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
往年さいつとし宮は田鶴見たずみの邸内に彼を見しより、いとど忍びかねたる胸の内の訴へんかたもあらぬ切なさに、唯心寛ただこころゆかし仮初かりそめりける筆ながら、なかなか口には打出うちいだし難き事を最好いとよく書きてつづけもしを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
拝啓はいけい仕候つかまつりそうろうのぶれば過日瘠我慢之説やせがまんのせつと題したる草稿そうこう一冊をていし候。あるいは御一読も被成下なしくだされ候哉そうろうや
又、思ふニ、大兄ハ昨日も小弟宿の事、御聞合(くだされ)候彼御屋鋪の辺の寺、松山松山藩を、樋口真吉ニニママ周旋致させ候よふ御話被下候得バ、実ニ大幸の事ニ候。