“阻害”の読み方と例文
読み方割合
そがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで呼吸の内外に通ずるのを余程阻害そがいして行くような心持をもってじっと草原の中に坐り込んで居ると大分に血の出ようが少なくなった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
いかれる獅子ししのまえにはなにものの阻害そがいもない。忍剣はいま、さながら羅刹らせつだ、夜叉やしゃだ、奸譎かんけつ非武士ひぶし卑劣ひれつ忿怒ふんぬする天魔神てんましんのすがただ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
想像力は理知の活動とは全然別作用で、理知の活動はかえって想像力のために常に阻害そがいせらるるものと信じている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)