“門野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどの85.7%
もんの14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へえ、左様そんなもんですかな」と門野かどのは稍真面目まじめな顔をした。代助はそれぎりだまつて仕舞つた。門野かどのは是より以上通じない男である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「近頃は本なぞちつとも読みませんさ。世間は私や門野かどの君を——」とそばに居合はせた門野幾之進氏を一寸振り返つて
富士川もよりには、和田わだ樋之上ひのかみの七、八百大島峠おおしまとうげにも三、四百余の旗指物はたさしもの、そのほか、津々美つつみ白糸しらいと門野もんののあたりにある兵をあわせておよそ三千あまり
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)