“長雨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながあめ58.8%
ながめ23.5%
ながさめ17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
××もまた同じことだった。長雨ながあめの中に旗をらした二万トンの××の甲板かんぱんの下にも鼠はいつか手箱だの衣嚢いのうだのにもつきはじめた。
三つの窓 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼岸ばな今はおどろと卷鬚まきひげしゆもしらけたり長雨ながめふりにし
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いつか世の中は長雨ながさめにはいり出していた。十日たっても、二十日たっても、それは小止おやみもなしに降りつづいていた。
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)