“長大息”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうたいそく66.7%
ためいき13.3%
ちやうたいそく13.3%
しんこきゅう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声というよりは長大息ちょうたいそくであった。寝床の上の顔にはもう変化が来かけている。秒間をあらそうものが皆の胸をつきあげて来た。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あゝあゝ、しかたがねえ!」と長大息ためいきをついて、予算の半分ほどもない財布を母に渡した。清三は見かねて、金をまた二円出した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
モリエエルは机上の稿本をつかんで足下あしもとなげう長大息ちやうたいそくして長椅子デイヷンに倒れる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
長大息しんこきゅうを一つすると、もう昇降口から、艦内へ呼び戻されるという次第だった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)